交通事故で役立つ「弁護士特約」について|葛南総合法律事務所

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交通事故で役立つ「弁護士特約」について

ゴールデンウィークもいよいよ佳境ですね。今年も交通渋滞が多そうです。

今回は、交通事故に関係する話題です。

 

自動車保険の「弁護士特約」をご存じでしょうか。

 

自動車を普段運転する方は、任意保険として自動車保険に加入している場合が多いと思います。

もちろん、皆様は交通事故を起こさないよう、安全第一の運転をしておられると思いますが、

どんなに気をつけていても、交通事故を起こしてしまう可能性はゼロではありませんし、

ゴールド免許の方も、また車を運転しない方でも、不運にも交通事故に巻き込まれる可能性は

常にあり得ます。

このような場合に備えて、任意保険にはぜひ加入しておきたいものです。

特に、交通事故の被害者になってしまった場合に、損害保険のオプションである

「弁護士特約」が、近年は非常に活用されてきています。

 

対人無制限の任意保険に加入していれば、交通事故の加害者になってしまった場合でも、

基本的には損害保険会社が、被害者の方への弁償をしてくれますので、

たとえ当事者間でもめてしまっても、保険会社、あるいは保険会社が依頼する弁護士が

示談交渉から訴訟まで対応をしますので、弁護士費用の心配をする必要はありません。

 

しかし、交通事故の被害者の場合は、相手方ともめて、専門家の支援が必要な状況になると、

ご自身で弁護士に相談し、依頼をしなければなりません。

特に相手方が無保険であった場合は、直接当事者と対峙しなければならず、

ただでさえ事故で被害に遭っているのに、そのストレスは相当なものがあります。

相手方が任意保険に加入していても、相手方の保険会社はやはり、お客様第一ですから、

冷たくあしらわれたというような話もよく耳にします。

 

このような時は、専門家である弁護士に相談や委任をして、

無用なストレスを感じることなく、しかも適切な形で賠償を受けられるようにすべきです。

しかし、その場合はやはり弁護士費用がかかることになります。

交通事故の場合、訴訟になれば、一定の割合で弁護士費用も損害として認められることが多いのですが、

依頼の時点でまず相談料や着手金を負担しなければなりませんし、最終的に全て回収できるとは

限りません。特に過失相殺に争いがあるときは、十分には回収できないリスクが高いです。

 

そのような場合に、役に立つのが「弁護士特約」です。

ご自身の加入している損害保険にこれをつけておけば、

いざ事故にあって、弁護士に頼みたいとき、1契約あたり300万円を上限として

弁護士費用を保険会社が負担してくれます。

弁護士特約で追加される保険料は、年間2000円程度ですし、

事故にあって弁護士特約を使ったからといって、その保険の等級が下がることもありません。

(いわゆるノーカウント事故)。

 

もちろん、事故にあわないことがなによりですが、いざという場合の備えとして、

弁護士特約は、コストに比べてメリットが大きい特約といえます。

加入されていない方は、十分検討に値すると思います。

 

そして、弁護士特約に加入している方もそうでない方も、

・交通事故の相手方からの提示が納得できない

・提示された内容が妥当であるかどうかわからない

・こちらから賠償額を提示したいがどのようにしたらよいかわからない

・とにかく相手方との交渉がストレスになっている

・納得できる解決を図りたい

などでお悩みの方は、ぜひ、当事務所に一度、ご相談いただければと思います。

 

 

 

 

 

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