刑事事件　弁護士　千葉　不起訴処分獲得

逮捕段階から受任していた強要未遂事件が、１０日で無事不起訴処分となりました。

この事件は、被疑者が知人に対して強要文書を送付し、その知人に義務のないことを行わせようとした事案です。

当職が、弁護人として選任された直後に、被害者との間で示談交渉を開始致しました。

通常、被害者は自分を身体的ないし精神的に傷つけた被疑者のことをなかなか許してはくれません。場合によっては、弁護人に対しても、被疑者の味方であるとして、心を開いて下さらない方もいらっしゃいます。

示談は何も被疑者の刑事処分を軽くすることだけが目的ではありません。

示談の内容の中で、被害者と二度と接触をしないことを約束することで、事件が終わった後も、被害者が安心して日常の生活を送ることができます。

また、示談金をお支払いすることで、治療にかかった費用等にも充てることができます。

このように示談をすることは両者にとってメリットがあります。

当職は、被害者に対して、示談のメリットについて説明し、毎日のように被害者と連絡をすることで、被害者との間でも信頼関係を築くことができました。

その結果、処分が出る前日に、示談が成立し、１０日目に被疑者は無事不起訴となり釈放されました。